乾式遮音二重床の特徴

支持脚の下部にクッションゴムを用いるため、階下への遮音性能を高めます。

床下に空気層を設けているため断熱性が高く、床下の配線・配管に対する設計自由度が高まります。

快適な歩行感と居住性の高い居室作りができ、転倒時に支持脚や床パネルの強力性により衝撃を吸収する安全性の高い床システムです。

スラプの不陸に対しても、支持脚のレベル調整機能により簡単に均一な仕上げができます。居室ごとの仕上げ材が異なっても、仕上げ高さを均一にすることができます。

フローリング、長尺シート、石、タイル、無垢材等の仕上げ材を自由に選定できるため、床の意匠性が向上します。

施工の際には、各々の仕上げ材に対し、陰影、段差、割れ、アバレなどを考慮し、捨張り材を施工する等、適切に処置を施してください。

床暖房マットと組み合わせることにより、床暖房仕様の床が出来ます。床暖房を使用する場合は、原則として捨張り材を使用してください。
仕上げ材は床暖房対応のものをご使用ください。

床暖房の施工方法については、床暖房メーカーにお問い合わせください。床暖房パネルを敷設する場合の捨張り材の厚さは、各メーカー仕様で異なる場合があります。

洋室やリビングのリニューアルがしやすい工法です。
また、畳仕上げをフローリング仕上げに改修することも容易です。

床の仕上げ高さが変わる場合には、ドアやサッシなど開口部との取り合いに気を付けてください。

（１）スラブの段差に対応できます。
レベル調整が簡単、バリアフリー対応が容易にできます。

（２）スラブの不陸に対応できます。
スラブに不陸があっても簡単にレベルがとれるアジャスター方式です。

乾式遮音二重床は、緩衝性を有する独自の二重構造により、優れた遮音性、疲れにくい快適な歩行感、転倒衝突時の安全性などの特徴を備えています。

上記の構造上、多少の柔らかさ感や振動伝搬が発生することがありますのでご了承ください。